聖書の分類:預言書

旧約聖書は全39巻の話があり、「律法」「歴史書」「詩歌書」「預言書」の4つに分類されています。「預言書」はさらに❝大預言書❞と❝小預言書❞と分類されています。

 

律法書: 創世記、出エジプト記レビ記民数記申命記

史書: 列王記、歴代誌、エズラ記、ネヘミヤ記

詩歌書: ヨブ記箴言、コヘレトの手紙(=伝道の書)、雅歌

預言書

 大預言書 ‐ イザヤ書エレミヤ書、哀歌、エゼキエル書、ダニエル書

 小預言書 ‐ ホセア書、ヨエル書、アモス書、オバデヤ書、ヨナ書、ミカ書、ナホム        書、ハバクク書、ゼファニア書、ハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書

 

英語では、大預言書はMajor Prophets、小預言書は Minor Prophetsと呼ばれています。prophets は❝預言者たち❞という意味です。

大預言書と小預言書の違いは、書物の長さです。

 

< 全ての預言者が民に警告した共通点>

①神に忠実であること(偶像崇拝に走らない)。Faithfulness to God

②正義を持って憐み深い者となる(特に弱い者・貧しい者・虐げられている者に対して)。Mercy and Justice

 

 

小預言書から、本日はホセア書を紹介します。

特に、偶像崇拝についての、神様の厳しさについてのメッセージです。

 

 

旧約聖書39巻の分類:律法・歴史書・詩文書・預書書 - chiro-bible ページ!

 

 

聖書のメッセージは、個人個人への警告だと思いながら読む必要があります。

 

 

 

神様は、偶像崇拝についてとても厳しいお方です。

神々と呼ばれるものや像を拝んだりすることだけが偶像崇拝ではなく、

進化論、人本主義(世俗的ヒューマニズム)、エスノセントリズム(自民族中心主義自文化中心主義)、ニューエイジなど、これら人間中心主義の考えも偶像崇拝になります。

また、御守り、お供え、厄払い、ヒーリングスポット、方角、おみくじ、占いなど、迷暗示・迷信・儀礼に頼っていることもそうです。たとえ、これらを実行したとしても結局は自己満足や一時の安堵を生み出しているだけで、人間が作り出した慣わしや伝統を実行しているだけです。

信仰とは、自分の存在の源である神と、常日頃から親密な関係を持つということです。行事的なお詣り、慣例的なお供え、金運や幸運を祈る、というのは御利益宗教のカテゴリーに入ります、ですので❝神を畏れる、神を愛する まことの信仰❞とは言えません。

信仰は、常に神を生ける神と意識して生活の一部にすることです。神と会話し、大事な決め事において神に伺いを立てるほど、神を心から信頼し神に従います。

試合、受験、就職、結婚、出産、病気など、大きな転機にだけ、神に手を合わせておくというのも御利益から来る観念です。困った時の神頼みの駆け込み寺として神をみなしているのであれば、神との善き関係は成り立ちません。金欠になった時だけ 突然現れ、親におカネをせがむことを繰り返す子供と同じ状態です。これは、健全な親子関係とは言えません。自分の利益ではなく、神様の為に自分は何か出来ないものか?

こう考えれるようになれば、神との健全な関係が結ばれて行きます。

 

 8人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。 9キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって宿っており、 10あなたがたは、キリストにおいて満たされているのです。キリストはすべての支配や権威の頭です。 11あなたがたはキリストにおいて、手によらない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、 12洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、キリストと共に復活させられたのです。 13肉に割礼を受けず、罪の中にいて死んでいたあなたがたを、神はキリストと共に生かしてくださったのです。神は、わたしたちの一切の罪を赦し、 14規則によってわたしたちを訴えて不利に陥れていた証書を破棄し、これを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。 15そして、もろもろの支配と権威の武装を解除し、キリストの勝利の列に従えて、公然とさらしものになさいました。16だから、あなたがたは食べ物や飲み物のこと、また、祭りや新月安息日のことでだれにも批評されてはなりません。 17これらは、やがて来るものの影にすぎず、実体はキリストにあります。 18偽りの謙遜と天使礼拝にふける者から、不利な判断を下されてはなりません。こういう人々は、幻で見たことを頼りとし、肉の思いによって根拠もなく思い上がっているだけで、 19頭であるキリストにしっかりと付いていないのです。この頭の働きにより、体全体は、節と節、筋と筋とによって支えられ、結び合わされ、神に育てられて成長してゆくのです。
20あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、 21「手をつけるな。味わうな。触れるな」などという戒律に縛られているのですか。 22これらはみな、使えば無くなってしまうもの、人の規則や教えによるものです。 23これらは、独り善がりの礼拝、偽りの謙遜、体の苦行を伴っていて、知恵のあることのように見えますが、実は何の価値もなく、肉の欲望を満足させるだけなのです。コロサイ2:8-23