恒例の艱難前携挙説の想い込み

今週、または来週中に携挙が起こる!という噂が拡散されており、SNSで盛り上がっています。

これって毎年、この時期の恒例なんです。

 

特に2017年、天体で異例の星の配置があった時は、もう必ず起きる!と言って

騒がれていたようです。ディスペンセーション信奉者たちは、完全に期待していました。

しかし、携挙は起こらず、一度この説が弱まりました。

それでも、毎年この時期になると、携挙が起きる!という説が必ず浮上します。

 

彼らがそう思う根拠を、本日書きます。

彼らは、どうしてこの説がこの時期に浮上するのか、バックグラウンドを知らずにワクワク歓んでいます。特に日本のディスペンセーション信者は、背景をまったく知らずに携挙が起きるという噂を期待しています。

 

 

実はコレ、一種の陰謀論レベルのドグマです。

 

まず、デービッド・メーデという男性(本名不明)のディスペンセーション主義キリスト教徒が、2017年9月23日に、二ビル衝突+艱難前携挙説を予言しました。惑星X(仮説として存在する二ビル星)が地球に衝突し携挙が起きると大々的に予告しました。2017年の8月21日の日食に、ハリケーン・ハーヴィ、ハリケーン・イルマ、メキシコの2度に渡る地震などは、二ビルが9月23日に衝突し携挙が起きる前兆の印であると宣言しました。

しかし、携挙も、地球の衝突も起きませんでした。

予言が的中しなかった後、ミードは予言を修正し、ニビルは2017年9月23日ではなく10月5日に到着すると宣言しました。10月5日にニビルが太陽を食し、北朝鮮、中国、ロシアが米国に合同で核攻撃を仕掛ける。その後、地球は一連のマグニチュード9.8の地震によって荒廃し、地球の磁極が30度移動した時、米国は真っ二つに分裂し、オバマ違憲の3期目の大統領に選出され、10月15日に7年間の大患難が開始すると予言しました。

また、同じ2017年10月になると、今度は、テラル・クロフトという作家が11月19日にニビルが到着すると予言し、この二ビル予言がイギリスのタブロイド紙でも報道されました。クロフトは、ニビルを太陽系の端にある「黒い星」と表現し、地球と衝突するのではなく、地球と終末的な結合を形成し、巨大地震を引き起こすだろうと述べました。合体に至るまでに世界中で地震が増加していると主張しましたが、ワシントン・ポスト紙は、2017年当時のアメリカでの地質調査を引用し、2016-17年にかけては威力と頻度ともに地震が減少したと指摘しました。

また、インディアナ州の牧師ポール・ベグリーも自身のユーチューブ動画で、ニビルが2017年に出現し日食が2017年に起こると予言しました。

 

デービット・ミードは、2018年にも複数の予言をしました。北朝鮮が2018年3月に超大国になることや、ニビルが春に地球を破壊するという内容でした。

「2018年3月、黙示録が本格的に始まる」と発表しました。しかし、2018年3月に何も起こりませんでした。その後、彼は終末を2018年4月23日に訂正しました。太陽、月、木星、乙女座が携挙の合図を送り、その日にニビルが地球を破壊すると予告しました。しかし、その日付になる前に、彼は「4月23日に終末が来るとは言ってはない。フェイクニュースだ。世界の終末が来るのではなく、まず携挙が2018年5月~12月の間の特定されていない日に起こる」と訂正しました。

 

彼は、惑星直列を黙示録12章12節にある聖書預言の成就だと理解したようです。なぜ、黙示録12と繋げたのかは判りませんが、聖書には、星を天使だという譬える箇所が存在するため、惑星直列をビッグイベントだと捉えたのだと思います。しかし、惑星直列自体が起きているのかも定かではありません。

 

「このゆえに、もろもろの天と、その中に住む者たちよ、喜べ。

地と海とは不幸である。

悪魔は怒りに燃えて、お前たちのところへ降って行った。

残された時が少ないのを知ったからである。」黙示録12:12

 

デービット・ミードは「プラネットX」というタイトルで二ビルに関する書籍を2013年からオンライン書籍として複数出版しています。

 

❝ニビルが海王星の軌道の彼方に存在しており地球に大変動を引き起こす❞と信じる人々がいますが、二ビルは仮説上の惑星です。この惑星が存在するという科学的証拠はありません。

この星について、もともとの言い出しっぺは、ウィスコンシン州出身のナンシー・リーダーです。

彼女は、少女時代にゼータンと呼ばれる灰色の地球外生命体からコンタクトを受け、脳に通信装置を埋め込まれたと主張しました。1995年、彼女は自分の考えを広めるために「ゼータ・トーク」というウェブサイトを設立しました。 脳に埋め込まれた装置を通して、ゼータ・レティクリ星システムの地球外生命体からのメッセージをコンタクトできる能力を授かったと主張しました。彼女は、「惑星Xが2003年5月に太陽系内を通過するため地球が物理的なポールシフトを受ける。そのため人類の大半が滅亡する。私はそのことを人類に警告するために地球生命体に選ばれ脳に通信装置を埋め込まれた」と宣言しました。ししかし、何も起きませんでした。後に、その日付を延期しましたが、また何も起きませんでした。

ナンシー・リーダーのウェブサイト「ゼータ・トーク」は、ニューエイジグノーシス、オカルトの要素を混ぜ合わせたエイリアン・コンタクトを信奉するカルトです。彼女の信奉者たちは、ゼータ星人は善意者であり、人類が来るべき大変動と高次元へのアセンションに備えるのを助けようとしていると信じています。惑星Xの存在、人類の真の起源、エリートの陰謀、ポールシフト、異星人、宇宙人の存在など、さまざまな秘密と予言をゼータ星人がナンシー・リーダーに明らかにしたと信じています。

※ ナンシー・リーダーの苗字はLiederです。Lied -er(嘘をついた人) です🤭

人の名前にはその人物を表わす意味が込められています。ワード暗号です。

 

ナンシー・リーダーは、彼女の誤った予言、疑似科学的主張、変更を繰り返す一貫性のない発言、カルト的行動などから、多くの科学者、懐疑論者、かつての信者たちからも批判されてきました。また、個人的な利益や名声のために大きな話をでっち上げていると非難されています。

 

その後、ゼカリヤ・シッチン(33階級)が、惑星Xを二ビルとして提唱しました。

シッチンが存在すると信じる古代メソポタミアのテキスト(フェイク似非テキスト)の解釈によれば、巨大な惑星(ニビルまたはマルドゥクと呼ばれる星)が3,600年ごとに地球を通過する時、その感覚を持つ星人が人類と交流することを可能にすると書いている。シッチンはこれらの星人の存在をシュメール神話のアヌンナキと同定し、彼らが人類の最初の神々であったと主張しました。

1996年、ナンシー・ リーダーは自身のサイトで「惑星Xは存在し、それは第12番惑星であり二ビルのことである」と、惑星Xとニビルの繋がりを最初に説いたのは自分であると宣言。

シッチンは、2010年に死去する前、自身とナンシー・リーダーの主張との関係を否定しました。2007年、ナンシーの宣言に部分的に反応し、シッチンは、ニビルが地球を最後に通過する時刻を紀元前556年と設定した書籍『エンド・オブ・デイズ』を出版しました。これは、ニビルが3,600年とされる軌道を考えると、紀元後2900年頃に戻ってくることを意味する。彼は、アヌンナキが宇宙船でもっと早く戻ってくるかもしれないと主張し、彼らの帰還のタイミングは占星術魚座の時代から水瓶座の時代へのシフトと一致するだろうと述べました。

 

デービッド・メーデという男性(本名不明)が、2017年9月23日の二ビル衝突+艱難前携挙説を予言したことにより、シッチン死後に、再度、二ビル説をリバイバルさせた人物となりました。

 

2017年も2018年も、彼の予言した携挙は起きませんでしたが、ディスペンセーション信者たちは、この説を熱心に引き継いでいます。

2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年・・・と毎年、「ラッパの祭り」の時期になると❝今年こそ携挙が起きる!❞とSNSで盛り上がります。

その後、起こらないのでガッカリするのが毎年の恒例です。

 

2023年9月23日に高確率で携挙が起きると彼らが騒いでいる理由に、以下のような こじつけがあります。

 

創世記12:4-5

アブラハムが約束の地に入ったのが75歳だったので、1948+75= 2023 (=携挙の年)

 

詩編90:10

70年と80年の間にある平均を取ると75年なので、1945+75=2023(=携挙の年) 

 

他には、映画などで、大事件が起きる時、頻繁に登場する数字923や239があります。それを根拠として携挙が起きると言っています。

しかし、その数字が携挙と関係する確実性はありません。

 

信じたい説に頑固にしがみつくのではなく、

一旦、自分の願いを完全に白紙にし、

神様に祈り何が正しいのか尋ねてみるという決断に至りますよう。

 

反キリストがもうすぐ戻ります。

心の準備をすることが大事です。

タイムラインを読み違えるなら、他者にも心の準備をさせずに惑わしてしまいます💦

大きなつまずきを与えていると思ってない時点で軽率な信仰です。

医療ミスどころではない大責任です。

心の準備が出来ていない場合、獣の印を受けてしまう可能性は大きいです。

自分が携挙されることばかり気になり、心のどこかで安心感に浸ってるのだろうけど、

他人の永遠のことをもっと自分のことのように考えて欲しいんですけど!!

 

日本には、反キリストが誰であるのかを警告することをあえてスルーするクリスチャン

ばかりで情けない。LAME

 

この時期になっても、当たり障りのない事ばかり書いたり言ってる人が多々。

自分の安全のことばかり考えず、同胞のために警告すべきではないの?

神を愛してると言いながら、人類愛とかないのか?

action is louder than words 

 

もうすぐ、大変なことが起きるのを実感しているからこそ 焦る。

 

自分さえって人は、因果応報の罠にかかるよ。

神の罠にかかるよ。

 

光と闇の両方を造る方だってこと忘れちゃいけない。

行いと裁きに対して超公平な方だよ。

 

 

 

次回に続く