2020年頃から悩んでいた箇所です。
昨日、ふとダニエル9:27を思いました。
その時、❝彼が多くの者と契約を結ぶ❞というのは、やはり、イエス様のことだ
という想いが強く来ました。
そして、思い出したついでに、また調べ始めました。
そう、この箇所を解決したくて、解読したくて、何年も闘ってきました。
今回、原語のヘブル語には「He彼は」という代名詞が存在しないことが判りました!
27節は内容から考えると、この契約の個所は the greateness of the covenant multiplies と、霊的に良い意味になるようです。
主語がないので、もし、何らかの修飾語をつけるなら、彼(He)がではなく、covenant man (契約の者)が倍増させる素晴らしいこと、という理解になるようです。
色々、文法的にバランスが取れない箇所のよぅですが、
聖書に一貫して書かれている「契約」という言葉は、やはり神様に関係するワードですよね。
また、26節に「君主の民 Prince of People」と出てきますが、27節の「彼は」が、この人物にあてはまらないようです(イコールのように書かれてない)のです。
英語や他言語に無理に訳すと誤訳が生まれるのは仕方ないかもしれませんが、
結論から言うと、27節の箇所は原語から考えると、反キリストには当てはまらないようです。
結論から言うと・・・
ディスペンセーション教義が生んだ説:反キリストが7年条約を結ぶ、という出来事は、いくら待っても起きないということになります。
悪魔も賢く、信者を惑わすのが大好きなので、それを装った動きを見せるかもしれません。しかし、聖書預言には反キリストが7年条約を結び、その半ばで条約を破棄する預言は存在しないということです。
2020年のアブラハム合意が7年条約ではなかったのか?と私も惑わされました。
ただ、その時は、7年条約説以外の説が存在していることを知りませんでした。
アブラハム合意は、反キリストの謀りごとの計画には沿っていますが、
ダニエル9:27には当てはまらないことになります。
やはり、この箇所で一番シックリする意味は、イエス様の十字架のワザに値することになりようです。
他にも、終末のタイムラインに関係する、とても興味深いことに導かれたので、また
書くと思います。