1テサロニケ5「平和だ、安全だ」と言っている時に…  / エゼキエル戦争の時期(2つの候補)

以下の聖句が起こる時期には様々な説が存在しています。

 3人々が「無事だ。安全だ」と言っているそのやさきに、突然、破滅が襲うのです。ちょうど妊婦に産みの苦しみがやって来るのと同じで、決してそれから逃れられません。

 

この出来事の時期は、後半の大艱難時代の始まり から主の再臨の救いの時(携挙)までの3.5年間を網羅していると私は考えます。

 

聖句の前後も読んでみて下さい。

1兄弟たち、その時と時期についてあなたがたには書き記す必要はありません。 2盗人が夜やって来るように、主の日は来るということを、あなたがた自身よく知っているからです。 3人々が「無事だ。安全だ」と言っているそのやさきに、突然、破滅が襲うのです。ちょうど妊婦に産みの苦しみがやって来るのと同じで、決してそれから逃れられません。 4しかし、兄弟たち、あなたがたは暗闇の中にいるのではありません。ですから、主の日が、盗人のように突然あなたがたを襲うことはないのです。 5あなたがたはすべて光の子、昼の子だからです。わたしたちは、夜にも暗闇にも属していません。 6従って、ほかの人々のように眠っていないで、目を覚まし、身を慎んでいましょう。 7眠る者は夜眠り、酒に酔う者は夜酔います。 8しかし、わたしたちは昼に属していますから、信仰と愛を胸当てとして着け、救いの希望を兜としてかぶり、身を慎んでいましょう。 9神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです。 10主は、わたしたちのために死なれましたが、それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです。 11ですから、あなたがたは、現にそうしているように、励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。1テサロニケ5:1∼11

Now concerning the times and the seasons, brothers, you have no need to have anything written to you. 2 For you yourselves are fully aware that the day of the Lord will come like a thief in the night. While people are saying, “There is peace and security,” then sudden destruction will come upon them as labor pains come upon a pregnant woman, and they will not escape. 4 But you are not in darkness, brothers, for that day to surprise you like a thief. 5 For you are all children of light, children of the day. We are not of the night or of the darkness. 6 So then let us not sleep, as others do, but let us keep awake and be sober. 7 For those who sleep, sleep at night, and those who get drunk, are drunk at night. 8 But since we belong to the day, let us be sober, having put on the breastplate of faith and love, and for a helmet the hope of salvation. 9 For God has not destined us for wrath, but to obtain salvation through our Lord Jesus Christ, 10 who died for us so that whether we are awake or asleep we might live with him. 11 Therefore encourage one another and build one another up, just as you are doing. 1 Thessalonians 5:1-11

 

調べていくと、❝主の日The Day of the Lord❞は大艱難時代Great tribulation(後半3.5年間)”のことを指していたり、また、❝再臨The Second Coming❞という短い日だけのことを指していたりと、 聖句によって意味が互換出来る(interchangeable)だということです。

日本語訳では、❝突然の破滅が襲う❞とありますが、英語訳は、どの訳においても、❝突然のdestruction(破壊)が襲う❞と、使われています。

破滅と破壊は少々ニュアンスが違うので、念のため ギリシア語とヘブル語でも調べてみました。

ギリシア語では、olethros が使われていました。以下を読む限り、❝破壊、荒廃、混沌❞を示すのであって、この世が滅亡する時のことを意味しません。

訳)ólethros(オリミ「破壊する」)- 正しくは、その完全な、破壊的な結果を伴う破滅。しかし、「消滅(annihilation)」を意味するものではない。むしろ、完全な「破壊」に伴う結果的な損失を強調するものである。

 

また、ヘブル語聖書では、chuban(destruction)が使われていました。

3 Whenever they say, "Shalom and Bitachon!" then sudden churban (destruction) will come upon them like the chevlei leydah (birth pangs) of the isha with a baby in her womb. And they can certainly not escape. 1 Thessalonians 5:3

1 Thessalonians 5 OJB - But concerning the ittim (times) and - Bible Gateway

バビロンによる第一神殿、ローマ帝国による第二神殿の❝破壊❞、ホロコーストの出来事を表現する語としてchuban(destruction)が使われています。

破壊・打撃による荒廃・混沌❞を示します。

Churban Definition & Meaning | Dictionary.com

 

そうであれば、1テサロニケ5:3の❝突然の破壊❞は、大艱難時代(後半3.5年)の開始、そして、そこから続く❝破壊のプロセス❞をも含めます。「救いの希望を抱く」とあるのは、大艱難時代の後半に起こる携挙まで、諦めることなく忍耐し励まし合う」ということです。

どういう情況で❝突然の破壊❞が起きるのかと言えば、「平和だ、安全だ」と世界が安心しきっている❝偽りの平和❞の状況の中でです。

 

では、その❝偽りの平和❞が起きるキッカケは何なのか?

ということを考えてみました。

 

現在継続中の戦争が今後更に悪化して行き、何らかの大きな惨事が起こるのだと思います。その後、❝偽りの平和❞として、一旦情勢が沈静化したかのような時期があるのでは?と思いました。

世界の人々は「あ~終わった!これから平和を取り戻せるぞー!」と、しばし安心します。しかし、その偽の平和が訪れた矢先、突然、破壊(destruction)が来ます。

大艱難時代の始まりです。

 

私なりに、そのプロセスをいくつか予想してみました。

 

◆ロシ✖ウクから始まった現在の戦争が引き続き悪化。最悪な場合、核が落ちる可能性も考えられます。一番、狙われるのは世界経済の中心である米国の東海岸ではないかという懸念があります。もちろん、そうなれば、殆どの国の経済も流通も同時に崩壊します。

※ ❝もうスグ、第三次大戦が到来する!❞と言う人もいますが、果たして、どうネーミングされるかは判りません。但し、エゼキエル戦争ではありません。艱難時代(前半3.5年)にエゼキエル戦争は起こり得ません。現在の情勢と聖句を見てもどうもマッチしません。

すぐに、第三次大戦=❝エゼキエル戦争❞が始まると宣言する信者たちがいますが、想像力を働かしてみて下さい。ロシアウクライナという隣接した2国間戦争であっても、世界中が大打撃を受けています。エゼキエル戦争が起これば、反キリストの出番はないまま、世界はあっという間に終焉します。

 

エゼキエル戦の時期と思われる候補:

・第一候補:ミレニアム期

・第二候補:最後3.5年期(大艱難時代)の後半

エゼキエル戦争がミレニアム期に起こる説明としての解りやすい記事を見つけました。

ページの最後に訳しておきます。また、第2候補の時期の可能性の動画も続けてUPしておきます。

 

今後、現在の戦争が地域的にどこまで拡大されるかは判りません。アジアでも戦争が始まるかもしれません?

日本に関しては、私は、戦争よりも地震に懸念を示しています。

 

結果的に、戦死、飢餓、災害、疫病、困窮などで大勢が亡くなり、各国の経済も想像を絶するほどの打撃を得ます(黙示録6章の第1∼4の封印の開封)。

これが、艱難時代の前半の3.5年の期間に起こります。(現在、第3の封印がどんどん接近しています。)

その大惨事後、国連などの世界機関が、❝残っている人たちで世界一致と協力と団結を持って1つになりましょう!❞と提案し世界政府樹立を打ち建てるでしょう。人々は、平和で安全な世界に戻ると思い一旦ホッとします。

「平和だ、安全だ」と言う思わせぶりな❝偽の平和❞的な状況になります。

 

以上の私が言いたいことを解りやすく表現している言葉を見つけました。以下に引用します。

>>It means that in the very near future the governmental leaders of the world will proclaim that they have taken important steps toward solving some of the world´s most serious and grievous problems and that we can now look forward to a future of peace and security. We do not know the details of how this will actually turn out but we soon will know. It will not be a genuine “peace and security.” Students of bible prophecy will not be deceived by the false claim of Peace & Security. Immediately following this deceptive declaration the bible shows that the destruction of the world´s religious, political and commercial system will begin starting with false religion that the bible calls in Revelation chapter 17 BABYLON THE GREAT.

訳)ごく近い将来、世界の政府指導者たちが、世界の最も深刻で悲しむべき問題の解決に向けて重要なステップを踏み出したと宣言します。
平和と安全の未来を待ち望むことができるようになることを約束します。これが実際にどのようなプロセスで起こるのかは判りません。
でも、本物の❝平和と安全❞ではありません。聖書の預言をしっかり把握するならば「平和と安全」という偽りの主張に惑わされることはありません。この欺瞞に満ちた宣言の直後に、聖書は、世界統一による世界宗教、世界政治、獣の商業システムの到来という破壊的(打撃的)な出来事によって、黙示録17章で言われる「大いなるバビロン」という偽世界統一体制と偽世界宗教体制が始まります。

 

反キリストの台頭は、第4の封印の後半、もしくは、第5の封印からです。

第5の封印でサタンが底なしの淵の鍵を手に入れた時、本格的に惨事が開始します。

第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。黙示録9:1-2

ここでの❝天から落ちた星❞は堕天使ルシファー(サタン)を指します。イザヤ書14章と繋がります。

  ああ、お前は天から落ちた 明けの明星、曙の子よ。お前は地に投げ落とされた もろもろの国を倒した者よ。イザヤ14:12

第5の封印が開始した時は、既に殉教が起こっています。

  9小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。10彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。11すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。黙示録6:9-11

ここから判ることは、第五の封印に至っても未だ携挙は起こってません。

第五の封印で、殉教した者の霊は「いつまで、あなたは報復されないのですか?」と

神様に尋ねています。英語の表現では❝How long?❞と長らくずっと待っている表現

です。殉教したのは、待ち焦がれていた携挙が未だ起こってないからです。

この応答として、神様が白い衣を殉教者たちに与えます。❝最後の殉教者の数が満ち

るまでもう少し待ちなさい。❞とおっしゃいます。

 

大艱難が来る前に、他の出来事として、こういうケースも起こり得るかもしれません?

◆UFOエイリアンの地球乗っ取りがニュースで報道される。そこで、トランプが交渉 or テクノロジーによって食い止めるという八百長シェイクスピア劇場が繰り広げられます。そこで、世界中の人々がトランプに感動します。

※エイリアンは堕天使です。反キリストのお仲間です。

 

◆トランプがNY・DC・フロリダの別荘など、どこか東海岸の街にいる時、事故or暗殺or爆弾被害に遭うのだと思います。

その時に、右目と腕を負傷し致命傷の傷を受け死んだかと思われましたが生き返ります。神になりたい反キリストはイエスの模倣をしたいがため一旦死んで甦る🤡👻

※私は神様から示されたジョークから 上腕骨humerusではないかと以前書いた記憶があります。

 

3 その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従い、
また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」。
この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。黙示録13:3-5

Ingersollの不気味にも一致する❝The Last President❞という小説がありますが、最後の大統領とは、米国ではなく世界帝国の大統領という意味を匂わせているのかもしれません。若しくは、両方を兼ねるのかも知れません?2024年に選挙がありますが、トランプが2024年なのか2025年なのか、選挙という方法を通して戻るのかは、ハッキリ判りません。ただ、2025年には世界の支配体制の頂点に就いています。

 

私はこういう推測もしてみました。あくまでも推測ですが可能性がないとは言えません。

◆もしかすると・・・トランプが現在の戦争を終わらす発言or交渉なりを打ち出す可能性があるということです。現在の戦争から惨事が起き、その結果、自然に止むのでしょうか?自然に止まない場合、一旦止むキッカケを作るのはトランプなのかも知れません?? 

その場合、世界中からヒーロー扱いされ多大な尊敬と絶賛を受けます。益々、世界の頂点へとのしあがるための支持を手に入れます。

もちろん、詳細なことは聖書には記されてません。あくまでも私の分析です。

但し、聖書の預言では、反キリストは平和的に台頭し世界の民の支持を手に入れます。

そして、一旦 世界のトップに君臨した後、豹変し、更なる大戦争を始めます。そして、獣の印システムが全世界に強いられます。

反キリストは、❝砦の神god of fortress❞を崇拝します。これは、戦争好きということを象徴します。また、砦(fortress)は要塞の事なので、壁(wall)を表します。

'orange' は 33という数字を持っています。トランプのニックネームは 'orange man' です。トランプは火星 Mars を崇拝しており、火星の色はオレンジです。

火星は❝戦争の神❞(Mars is 'god of wars')を示します。

'orange man'だけではなく、トランプが反キリストであると暴露している人たちは、トランプを'march man'(3月の男) というニックネームでも呼んでいます。

なぜ ❝march❞なのか、その理由がずっと判りませんでしたが、数日前、火星について調べている時、神様が答えに導いて下さいました!

 

火星の軍神の祭り(フェスティバル)は、3月と10月でした!

>> In ancient Roman religion and myth, Mars, was the god of war and also an agricultural guardian, a combination characteristic of early Rome. He was the son of Jupiter and Juno, and he was the most prominent of the military gods in the religion of the Roman army. Most of his festivals were held in March, the month named for him (Latin Martius), and in October, which began the season for military campaigning and ended the season for farming.

訳) 古代ローマの宗教と神話では、マルスは戦争の神であると同時に、初期ローマに特徴的な組み合わせである農業の守護神であった。ジュピターとユノーの息子で、ローマ軍の宗教では軍神として最も重要な存在であった。祭りの多くは、彼の名を冠した月(ラテン語でマルティウス)である3月と、軍事行動の季節の始まりと農耕の季節の終わりである10月に行われた。

Martius (month) - Wikipedia

 

今後、特に台頭した後、3月と10月は彼が権力を発揮する大きな事が起きるかもしれません?

 

そこで、Marchの語源 Martiusの数字を調べてみました。

同じ数字を持つ言葉を私なりに分析してみました。

アルテミス神。ロケットで月(Moon)に行く❝アルテミス計画❞と一致。

エペソ書から垣間見れることは、パウロがアルテミス信仰という女神の偶像崇拝と正面から戦いを挑んでいたと考えられます。

 

アシラ―ト女神:旧約聖書に登場するアシラ/アシュラ信仰。カナン人(巨人族たち)の偶像崇拝を指す。ニムロデも巨人族

 

トランプのロシア疑惑を想い出しました。また、Ingersollの小説においても、主人公のバロンと師匠のドンが、ポータルからロシアへタイムトラベルします。トランプが、今後もプーチンor ロシアに何かしら介入するのかも知れません?

 

トランプの登場はほとんど現人類の歴史の終わり。再臨近し。終盤を迎えるという意味。

presque – 日本語への翻訳 – フランス語の例文 | Reverso Context

 

❝As stubble❞で検索すると、即、コチラの小説がヒットしました。話の中にトランプが登場しています。stubbleの本来の意味は、刈り込んだ畑や株、もみ殻のことです。小説のタイトルを直訳すると、❝嵐に直面したもみ殻のように❞です。

“As Stubble Before the Wind”: Divine Mystery and Human Responsibility | Tornado God: American Religion and Violent Weather | Oxford Academic

訳)第5章では、地球上で最も激しい竜巻が発生するオクラホマ州を訪れ、福音派プロテスタントの文化と現代の気象学研究の最前線を紹介する。オクラホマ市郊外のムーアで発生した大規模な竜巻は、「神はすべての出来事を支配しているのか」という長年の疑問を特に生々しいものにしている。しかし、オクラホマの人々は、特に気候変動の時代には、災害に対する人間の共犯関係という逆の問題にも直面しなければならなかった。オクラホマ出身の福音派政治家は、地球温暖化という迫り来る危機を否定するトランプ政権の気候政策に、それに反する圧倒的な証拠にもかかわらず、不釣り合いなほどの影響力を発揮している。地方レベルでは、政府の "介入 "にしばしば抵抗するオクラホマ州において、災害対策、特に学校のストームシェルターへの資金提供という課題にも取り組まなければならなかった。

ヨブ記には、神は、風がもみがらを飛ばすように意図も簡単に人間を冷酷に罰することはなさらない、とあります。神様は、私たちの罪の程度に合わせて同様に報うことはされない寛容な方です。

一方、反キリストは、私たちをもみ殻のように意図も簡単に塵尻に飛ばしてしまいます。

藁のように風に吹き散らされ もみ殻のように突風に吹き飛ばされたことがあろうか。ヨブ21:18
They are like straw before the wind, And like chaff that a storm carries away. Job21:18
 

cause は、引き起こす・原因となる という意味です。トランプの登場が人類終焉の❝最後の要因❞となります。同時に、私たちが神に立ち返る最後のキッカケとなります。

 

また、最初にロボットを作った博士の苗字がMartiusでした。

反キリストが強いる❝獣の印❞というデジタルテクノロジーを彷彿させます。


 

【エゼキエル戦争の時期】

第一候補:ミレニアム期

訳 ) エゼキエル書38章〜39章の戦争は、いつ頃起こるのでしょうか?

エゼキエル38-39章に書かれている戦争は、謎の支配者に率いられた異邦人たちがイスラエルエルサレムに対して行った戦争です。エゼキエル書に書かれている内容から、この戦争を終末論の全体的な時間軸の中に位置づけることができます。

まず、次の聖句に注目しましょう。

多くの日の後、あなたがたは召され、末年に、剣から回復された土地に入り、その住民は多くの国から集められ、荒れ放題だったイスラエルの山地に来る。その人々は国々から導き出されて、みな安らかに住んでいる。エゼキエル38:8  

このわずかな内容から、私たちはいくつかの鍵となる結論を導き出すことができます。

1. この戦争の出来事は、多くの日を経た後の晩年に起こる。
2. この戦争は「剣から回復された」イスラエルに対して起こる。剣から回復されたとは、文字通り、戦争の武器から引き返した、あるいは悔い改めたという意味。このことは、イスラエルには自らを守るための戦争道具や軍隊がないことを示唆しています。 この国は、平和的に存在するための準備しかしていないのです。
3. 「城壁も防御もなく安穏して暮らしている」というのは、上記2.を参考にして考えると、そのような武器を必要としない環境にいるからです。

これらのことから、現代とは異なるイスラエルが示唆されています。この戦争は、戦争と武器を悔い改め、平和で、安全で、国々の世界と安住しているイスラエルに対して襲いかかるのです。

『わたしは無防備の村々の地に上り、穏やかにして安らかに住む民、すべて石がきもなく、貫の木も門もない地に住む者どもを攻めよう』と。そしてあなたは物を奪い、物をかすめ、いま人の住むようになっている荒れ跡を攻め、また国々から集まってきて、地の中央に住み、家畜と貨財とを持つ民を攻めようとする。エゼキエル38:11-12

これらの箇所から、攻撃軍は "世界の中心 "に住むイスラエルという国に襲いかかることがわかります。ヘブライ語の「中心」とは「最も高いところ」「世界の中心」という意味です。この表現は、今日のイスラエルには当てはまりません。 ユダヤ人はイスラエルを世界の中心と認識していますが、異邦人国家はイスラエルのそのような地位を認めていません。 しかし、この戦争の時には、異邦人たち自身が、ユダヤ人が世界の中心に住んでいることを認めるようになるのです。繰り返しますが、これは現世代の世界を正確に描写しているわけではありません。

これらの聖句は現在のイスラエルを描写しているわけではありませんが、イエス再臨後の時代であるミレニアム期(千年王国期)のイスラエルに関する旧約聖書の記述と一致しています。

 終りの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、多くの民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。彼はもろもろの国のあいだにさばきを行い、多くの民のために仲裁に立たれる。こうして彼らはそのつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかって、つるぎをあげず、彼らはもはや戦いのことを学ばない。イザヤ 2:2-4

未来のイスラエルは再び主の住まいとなり、エルサレムの民の中に文字通り住まわれることに注目しましょう。 主がエルサレムにおられるので、イスラエルという国とエルサレムという都市は地理的に変化し、イスラエルは地上のすべての丘の上に持ち上げられるようになるのです。エゼキエルも千年王国エルサレムを世界で最も高い山の頂上にある都市と表現しています(エゼキ20:40、37:21-23、40:2、43:12)
その結果、すべての国がそこに流れ込むとイザヤは言っています。最後にイザヤは、主は完全な正義のもとに諸国民を裁き、戦争の道具を不要にされると述べています。

これらの記述は、エゼキエル38-39章に書かれている記述と一致しています。

さらに、地上の国々はもはや戦争を学ぶことはありませんが(文字通りには❝戦争のための訓練❞)、それでも黙示録20章によれば、敵は最終的な戦争を起こします。

千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。黙示録20:7-9

この描写は、この戦争の結末を描いたエゼキエル書38章の別の箇所とも一致しています。

主と戦うマゴグの国のゴグという名の世界の指導者については、千年王国を終わらせる戦争について述べている黙示録20章8節にしか言及されていません。

これらの事実(およびエゼキエル38-39章にある他の事実)に基づいて、私たちはこの戦争がキリストの王国を終わらせるためにしかけられる戦争であると信じています。この解釈に対する主な反論は、エゼキエルが言及する7年間の武器の焼失をどこに当てはめるかです。

 

「❝敵(ゴグ)が敗北した後、敵の武器を7年間燃やす❞という戦後処理の預言は、艱難期7年間の開始、若しくはその前でないと、再臨が来てしまうため7年間燃やし続けることは出来ない。」とディスペンセーションの牧師たちは、エゼキエル戦争は艱難時代7年の初っ端、もしくは、それ以前に起こることだと教えます。

しかし、ミレニアム期に入って武器を燃やすことをどうして候補から除外してしまうのか、除外する根拠は存在しません。

 

 【エゼキエル戦争の時期】

第二候補:大艱難時代の後半

【字幕】黙示録から知る本当のエゼキエル戦争 - YouTube