Luciに選ばれ惑わす者:反キリスト 👿

 

反キリスト(アンチ・クライストThe Antichrist):

真のキリスト(救世主)であるイエスに偽装し、イエスの教えに背く者、人を惑わす偽救世主。真実に対極し、神から出ているものではない悪魔の具現化であり、最後の審判の際に、永遠の苦しみが与えられ、決して救いが得られない者である。

また、イエスがキリスト(救世主)であることを否定する者を❝反キリストの霊を持つ者❞であるとされます。

聖書には、獣(beast)が2人存在することが書かれています。

反キリストは「海から上がってきた獣」、彼の宣伝者・協力者である偽預言者は「陸から来た獣」と呼ばれます。

反キリストは政治のトップに君臨する者、偽預言者は宗教のトップに君臨する者です。

約3.5年間の反キリスト勢力の統治は、イエスが再臨することにより完全に破壊され終焉します。

 

子たちよ。あなたがたにこれを書きおくるのは、御名のゆえに、あなたがたの多くの罪がゆるされたからである。父たちよ。あなたがたに書きおくるのは、あなたがたが、初めからいますかたを知ったからである。若者たちよ。あなたがたに書きおくるのは、あなたがたが、悪しき者にうち勝ったからである。子供たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが父を知ったからである。父たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが、初めからいますかたを知ったからである。若者たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが強い者であり、神の言があなたがたに宿り、そして、あなたがたが悪しき者にうち勝ったからである。

世と世にあるものとを、愛してはいけない。もし、世を愛する者があれば、父の愛は彼のうちにない。すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。世と世の欲とは過ぎ去る。しかし、神の御旨を行う者は、永遠にながらえる。

子供たちよ。今は終りの時である。あなたがたがかねて反キリストが来ると聞いていたように、今や多くの反キリストが現れてきた。それによって今が終りの時であることを知る。

彼らはわたしたちから出て行った。しかし、彼らはわたしたちに属する者ではなかったのである。もし属する者であったなら、わたしたちと一緒にとどまっていたであろう。しかし、出て行ったのは、元来、彼らがみなわたしたちに属さない者であることが、明らかにされるためである。

しかし、あなたがたは聖なる者に油を注がれているので、あなたがたすべてが、そのことを知っている。わたしが書きおくったのは、あなたがたが真理を知らないからではなく、それを知っているからであり、また、すべての偽りは真理から出るものでないことを、知っているからである。

偽り者とは、だれであるか。イエスのキリストであることを否定する者ではないか。父と御子とを否定する者は、反キリストである。

御子を否定する者は父を持たず、御子を告白する者は、また父をも持つのである。

初めから聞いたことが、あなたがたのうちに、とどまるようにしなさい。初めから聞いたことが、あなたがたのうちにとどまっておれば、あなたがたも御子と父とのうちに、とどまることになる。これが、彼自らわたしたちに約束された約束であって、すなわち、永遠のいのちである。

わたしは、あなたがたを惑わす者たちについて、これらのことを書きおくった。

あなたがたのうちには、キリストからいただいた油がとどまっているので、だれにも教えてもらう必要はない。この油が、すべてのことをあなたがたに教える。それはまことであって、偽りではないから、その油が教えたように、あなたがたは彼のうちにとどまっていなさい。そこで、子たちよ。キリストのうちにとどまっていなさい。それは、彼が現れる時に、確信を持ち、その来臨に際して、みまえに恥じいることがないためである。

彼の義なるかたであることがわかれば、義を行う者はみな彼から生れたものであることを、知るであろう。1ヨハネ2:12-29

 

イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白しないで人を惑わす者が、多く世にはいってきたからである。そういう者は、惑わす者であり、反キリストである。

ヨハネの手紙1:7

 

愛する者たちよ。すべての霊を信じることはしないで、それらの霊が神から出たものであるかどうか、ためしなさい。多くのにせ預言者が世に出てきているからである。あなたがたは、こうして神の霊を知るのである。すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。これは、反キリストの霊である。あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世にきている。

子たちよ。あなたがたは神から出た者であって、彼らにうち勝ったのである。あなたがたのうちにいますのは、世にある者よりも大いなる者なのである。彼らは世から出たものである。だから、彼らは世のことを語り、世も彼らの言うことを聞くのである。

しかし、わたしたちは神から出たものである。神を知っている者は、わたしたちの言うことを聞き、神から出ない者は、わたしたちの言うことを聞かない。これによって、わたしたちは、真理の霊と迷いの霊との区別を知るのである。1ヨハネ4:1-6

 

以下は、ある英語記事から抜粋し訳しました。

 

反キリストの正体は、長い間、クリスチャンの間で議論と不安の種となってきました。聖書は、多くの人々が彼の嘘に騙され、正体を見抜くことができないことを予め警告しています。誰でも、この恐ろしい悪魔のような人物に欺かれる一人にはなりたくはないでしょう。

個人の永遠の魂がかかっているだけに、反キリストの正体を見破れるかどうかに、大きな意味があります。インターネット上では、あらゆる政治家・科学者・起業家・有名人などを反キリストだと主張する説教者やブログで溢れています。

 

反キリストとは誰なのか?

憶測はネットの深層に限ったことではありません。数え切れないほどの教会(特に海外の教会)では、反キリストという人物の発言について警告する説教が語られ、数え切れないほどの聖書研究グループが、反キリストがどこから来るのかについて議論されて来ました。

聖書には、偽救世主(反キリスト)と偽預言者について正体を明らかに暗示する箇所が示されています残念なことに、無数の手がかりと、現在では古代の帝国に関する言及は、まだ一つのまとまった描写として確立されていません。このため、クリスチャンの間では反キリストの正体は2,000年間、議論の源となって来ました。多くの者が、正体をつかめないまま不確実性にはまり込んでしまっています。

とはいえ、聖書を研究することにより、反キリストがどのような人物なのか一般的な見解が得られます。

反キリストの正体を示唆するいくつかの兆候を紹介します。

 

■カリスマ性

聖書にある反キリストの記述から読み取ると、反キリストは、多くの人々を自分の側に従わせます。

彼は賞賛され「大胆なこと」を語る能力によって人々を味方につけ大言壮語する人物です。反キリストに従う人々は熱狂的になり疑うことなく彼に従います。彼は、反キリストを警戒する者・あるいは反キリストを否定する者を非難し迫害します。この点で、多くの人が反キリストはアドルフ・ヒトラーに似ていると考えています。

ヒトラーは極めてカリスマ的な存在として知られています。実際に会った人によると、彼は人とのつながりを作ることに非常に長けており、適切なタイミングで適切なことを言うことが出来た人物でした。自分の意見に権威を持たせる確信があり、人の潜在的な思考や欲望に潜り込む才能もありました。

反キリストも同じような才能を持っている人物であると分析されています。彼は、人々が思っていても口には言いにくいことを代弁し、そうすることにより人々の忠誠心を完全に獲得していきます。

 

■狡猾さ

反キリストは狡猾さを身につけています。ダニエル書11章では、反キリストは「陰謀」によって支配権を握ると描写されています。ダニエル書8章では「欺きの達人」であるとあります。このことは、反キリストが魅力的で賢いサイコパスのような能力を備えているということを裏付けています。その計算高い巧妙さは、様々な方法で反キリストが世界の多くの者から支持されることに役立ちます。

 

■ある牧師による分析

反キリストは軍事的な戦術家です。黙示録とダニエル書の両方の節で、反キリストは強力な軍事指導者であり、その時代において他の追随を許さない軍事的天才であり、犠牲者が安心した時に攻撃する傾向を身につけるとあります。

反キリストは「戦争を行使する」権限を持つ立場の人物です。彼の行動は暴力的ですが、彼の熱心な信者だけでなく、一般の人々も彼の行動を容認する賛同者たちによって支持されて行きます。

 

■征服者

反キリストは、軍事指導者として成功するための狡猾さを備えています。黙示録とダニエル書には、反キリストの軍事的手腕が描写されていますが、有能な戦術家であることと、征服者であることとは別です。反キリストは間違いなく後者です。

黙示録6:2は、反キリストは "勝利に勝利を手に入れる❞、❝ますます征服するために出て行く "などと訳されていますが、彼は、戦争により領土を占領・剥奪するでしょう。彼の征服は部分的に中東で行われます。反キリストが中東に関与するという説は一般的であり、特に、ユダヤ人を攻撃する前にイスラエルと和平することが戦略の一部であるという考え方があります。

また、反キリストの征服は合法的なものとみなされます。黙示録13章には、反キリストは「神の聖なる民に戦争を仕掛けること」また、「あらゆる部族と民にその権威を及ぼす力を与えられる」と書かれています。黙示録13章はまた、「反キリストが少なくとも一時的に(約3.5年間)、神の民を征服することに成功する」ことが書かれています。

 

■グローバル規模での経済支配

世界の大部分を軍事的に支配するのと同様に、反キリストは経済的にも支配するようになります。黙示録13章では、悪名高い「獣の数字」が議論されており、獣の刻印を持たなければ売買出来なくなるというのは、反キリストによる世界規模の経済支配を意味しています。

 

■前代未聞の通貨大改造

世界の大部分を軍事的に支配するのと同様に、反キリストは経済的にも支配するようになります。黙示録13章では、悪名高い「獣の数字」が議論されており、それは反キリストの経済支配に関連しています。

聖書預言から分析すると、キャッシュレス社会が見えてきます。

反キリストはすべての人々に、手や額に「獣の印」である刻印を強要します。この印を受けた者だけが「売買」を許されます。

反キリストのカリスマ性と狡猾さによって、獣の印は取引における合理的な要件であるかのように見せかけられます。

社会はこの新しいシステムを導入します。

この印を受けることを拒否するか、あるいはあらゆる種類の売買に参加する機会を失うかの選択を迫られるでしょう。

反キリストが人々に自分の印を受けさせるために、腕力を使うのか、カリスマ的な誘導を使うのかは、記されていません。また、良いもの・必用なことだと❝騙されて受けてしまう❞可能性もあります。単純に生活の実用性・必然性のためだとして、仕方なく刻印を受けてしまうこともあります。反キリストに反対する人々でさえも、家族を養うために仕方なくこの印を受け入れてしまうことが起きるでしょう。一旦、この獣の印を受けると腫れ物(腫瘍)が出来ます。それだけでなく、神の怒りを買ってしまいます。この印を受けることにより、人であることを捨て、❝トランスヒューマン:人+ロボット)❞になる決断をすることだと言われています。

 

■神を冒涜

反キリストは、神を冒涜する人物となります。彼は、諸外国の土地を占領していきます。彼の征服は、おそらく少なくとも部分的には中東で行われます。反キリストが中東に関与するという説は一般的であり、特に、ユダヤ人を攻撃する前にイスラエルと和平することが戦略の一部であるという考え方があります。

 

■反キリストに騙される者

現代は、神を排除し、人間の繁栄・利益を求める価値観が当たり前の時代です。

反キリストが誰なのかを認識することは、経済を優先させる価値観を持つ人々には困難です。反キリストが誰なのか注意していない信者や、聖書の警告を軽んじる人々は、反キリストのカリスマ性と偽善に騙されます。

一旦、反キリストが頂点に君臨した時点で、神に対する冒涜は前代未聞の高みに達し、❝私こそ神である!私を拝め!❞と命令し、世界的な独裁を開始します。

そして、偽預言者の助けを得ながら、❝獣の印❞を世界の全ての人々に義務付けます。

 

■不思議なしるし

反キリストが今までのカリスマ的指導者たちと異なるのは、悪魔から授かった力により、不思議なことや驚異的なことを起こす能力が与えられている点です。マタイ福音書とマルコ福音書には、❝反キリストは奇跡を起こし、多くの人々に、自分はキリストの敵ではなく、戻ってきたメシアであると確信させる❞と警告しています。2テサロニケの手紙には、反キリストの到来には多くの不思議なしるしと驚異が同時に起こると書かれています。

 

 

数年後、反キリストは政治シーンに戻り、世界の頂点に君臨する者となります。

一日も早くイエス・キリストと個人的な関係を持ち、心の準備と物理的な準備を始めて下さい。